ハーデス・グループ役員の構成成分〜その2

ハーデス・グループ

ハーデス・グループ–
この言葉自体は(株)研修企画の登記簿上の目的で、「関係会社(日本ハーデスグループ)」として登場します。
コーポレートデータにて、どこからどこまでがグループという資料もないのですが、このブログでは役員履歴が良く似た会社にて括ることとします。→ハーデス・グループの所在地分布

では、良く似たとはどういう意味なのか?
その検証を今回から行うこととします。

一番わかりやすいのが、地域別の販売会社の役員構成です。
2006年6月末まで、6つある英文字3文字の販売会社はどこも核となる役員が全く同じです。

役員名 NNC ELM TLM KLC CLC SNC
井上時男取締役 代表 代表 代表 代表 代表 代表
清水勝昭取締役 取締役 取締役 代表 代表 取締役 取締役
百瀬功取締役 代表 代表 取締役 取締役 取締役 取締役
大石弘行取締役 取締役 取締役 取締役 取締役 代表 代表
鈴木滋監査役 監査役 監査役 監査役 監査役 監査役

井上時男取締役は第一勧業銀行時代は、秘書室長企画部長という二大重要ポストに就任されていた方です。同じように両ポストに就任されたのは加藤陽一郎(元・伊勢支店長)・日新建物元代表取締役と宮崎邦次元会長がいらっしゃいます。
あとの4名の共通点ですが–
清水勝昭取締役–宝くじ部長、某所白山住所
鈴木滋監査役–—某所白山住所
百瀬功取締役–—津支店
大石弘行取締役–津支店

他のハーデス・グループ会社でも、白山住所の役員と津支店長経験者が在任する期間が、つい最近まで非常に多いことがわかっています。
いわば、常にその条件の役員がいるような状況で、特に上記6社は白山住所および元・津支店長役員でがっちり固められていたといえます。

また、グループと関係のある日新建物東京リース日本土地建物勧友商事といった会社役員を合わせると支店に偏りがあることがわかりました。

その中でも特に目立つのが、第一勧銀の伊勢支店津支店なのです。
そこで、ハーデス・グループの二大拠点である六本木、九段下と伊勢、津で共通する点は何かを考察してみました。
一見、共通点が無さそうな感じですが、一つだけ全てに共通することがあるのです。
それは自衛隊の駐屯地です。
第一勧銀六本木支店は防衛庁が移転する前の檜町駐屯地に近い場所でした。
また、九段下は市ヶ谷駐屯地(現防衛省)にとても近い場所です。
そして、伊勢と津は三重県に二箇所だけの陸上自衛隊駐屯地がある場所です。
津市–久居駐屯地
伊勢市–明野駐屯地

自衛隊元3陸佐の方が日本ハーデスへ転職したという記事を見たことがあります。
その時は、どうして自衛隊の隊員が宝くじの会社に? と思っていたのですが、今ではもしかしたらという根拠の一つに思っています。
実は新興企業においても、自衛隊に絡む事例が非常に多いのです。
特に問題企業やハコモノ企業はその傾向が高いようです。
その事については、また別のシリーズで書きたいと思っています。

■追記
白山と陸自駐屯地の謎を臭わせる事象→リバー・フィールド投資事業組合

タイトルとURLをコピーしました