Callumberg Limitedから宝くじ関連へのハココネ〜その2
今後の考察のための資料編
事例4
ファイナンス企業名 | (株)宝林(→(株)ジャパンオークションシステムズ→(株)サハダイヤモンド) |
概要 | 新株の発行 |
タックスヘイブンの利用 | 英領ヴァージン諸島に設立された、クリントンインベストメント社、ルクラティブ・アセッツ社を引受先としたもの。 |
時期 | 2003年頃 |
現状 | 香港の”カランバーグ(Callumberg)”なる法人及びノミニー制度を利用(不振企業のエクイティファイナンスにおいて度々登場) |
事例14
ファイナンス企業名 | (株)プライムシステム(→(株)サンライズ・テクノロジー) |
概要 | ①私募転換社債及び新株予約権発行 ②新株予約権の発行 財務短信 新株予約権150個▽新株予約権の目的となる株式=普通株1,500万株(1個につき10万株)▽発行価格=無償▽割当先=ロータス投資事業組合に150個▽当初行使価格=1株につき70円▽権利行使による株式発行総額=10億5,000万円▽行使期間=2005年1月7日~2006年1月6日(2004/12/11 日本経済新聞) |
タックスヘイブンの利用 | ①MKS投資事業組合を引受先とするもの。(タックスヘイブン利用有無は不明) ②ロータス投資事業組合を引受先とするものであったところ、当組合が資金を借り入れているのが英領ヴァージン諸島に設立されたオリエント・トレーダー・インターナショナル社(Orient Trader International Ltd..)であった。オリエント・トレーダー・インターナショナル社は、別掲カランバーグ社(Callumberg)が関与していた。 |
時期 | ①2003年頃 ②2004年頃 |
現状 | 香上場廃止(2007年) |
備考 | ②香港の”カランバーグ社(Callumberg)”なる法人及びノミニー制度を利用(不振企業のエクイティファイナンスにおいて度々登場) |
事例15
ファイナンス企業名 | (株)ペイントハウス(→(株)ティエムシー) |
概要 | 第三者割当増資ではなく、株式の委託という信託契約をタックスヘイブンに設立された先と締結。当該法人が委託された株式をもとに収益をあげたものを、実施者に寄付するというものであった。 |
タックスヘイブンの利用 | 英領ヴァージン諸島に設立されたオリエント・トレーダー・インターナショナル社(Orient Trader International Ltd..)が契約の締結先 |
時期 | 2004年頃 |
現状 | 上場廃止(2006年)(現社名は、上場廃止後の2008年に変更されたもの。) |
備考 | 香港の”カランバーグ社(Callumberg)”なる法人及びノミニー制度を利用(不振企業のエクイティファイナンスにおいて度々登場) |
事例18
ファイナンス企業名 | (株)NOVA |
概要 | ①新株予約権の発行 英会話教室最大手のNOVAは9日、合計2億株の新株予約権を発行すると発表した。割当先は英領ヴァージン諸島に本拠を置く投資業のリッチペニンシュラトレーディングリミテッド社とタワースカイプロフィッツリミテッド社で一株の行使価額は35円。両社がすべての予約権を行使すれば、諸費用を差し引き、NOVAは64億円を調達できるという。(2007/10/10 日本経済新聞) ②私募社債の発行 財務短信 NOVA(4655) 第4回無担保社債7億5,000万円(利付少人数私募)▽償還期限=2008年8月6日▽払込日=8月7日▽利率=2.00%▽発行価格=100円▽割当先=Bank of Bermuda(Cayman)(2007/08/08 日本経済新聞) |
タックスヘイブンの利用 | ①英領ヴァージン諸島に設立されたリッチ・ペニンシュラ・トレーディング社(Rich Peninsula Trading Ltd.)、タワー・スカイ・プロフィッツ社(Tower Sky Profits Ltd.)を引受先としたもの。(代表者は同一であった。) ②バンクオブバミューダ宛に発行。名義上のものであり、実際はガイアという名称の国内投資ファンドから資金が払い込まれている。 |
時期 | ①②ともに2007年頃 |
現状 | 上場廃止/会社更生法適用(2007年) |
備考 | ①香港の”カランバーグ(Callumberg)”なる法人及びノミニー制度を利用(不振企業のエクイティファイナンスにおいて度々登場) |
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