【警視庁サイバー犯罪対策課】マウント社破綻を捜査=ビットコイン不正引き出し-電子計算機使用詐欺容疑

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マウント社破綻を捜査=ビットコイン不正引き出し-電子計算機使用詐欺容疑・警視庁
2014/07/30-16:55 時事通信

インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の私設取引所「Mt.Gox(マウントゴックス)」(東京)が破綻した問題で、ビットコインが不正に引き出された疑いが強まったとして、警視庁サイバー犯罪対策課が電子計算機使用詐欺容疑で本格的な捜査を始めたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。米当局と連携して捜査を進める。

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 マウント社は今年3月、同社のシステムの不具合(バグ)を悪用した不正アクセスにより、会社や利用者が保有する大半のビットコインが消失したとして、警視庁にパソコンの通信履歴(ログ)など関連資料を提出。サイバー犯罪対策課が解析を進めたところ、少なくとも約2万7000ビットコイン(約16億円相当)が不正に引き出されていたことが確認された。
 捜査関係者によると、ビットコインの取引記録を管理するシステムのバグを悪用し、実際はマウント社が利用者に送金しているのに、取引が成立していないように認識させ、約7000ビットコインが不正に引き出されていた。また、同社につくられた口座の残高が何者かに勝手に操作され、増額した約2万ビットコインが外部に送金されていたという。

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