●特別背任容疑で不動産会社元役員を逮捕 東京地検
2011/5/24 13:24 日本経済新聞
自社が所有する賃貸ビルなどの売却を巡り、仲介した知人の会社に転売益を振り込ませ会社に5千万円の損害を与えたとして、東京地検特捜部は24日、不動産ファンド会社「セレアセットアドバイザーズ」(東京・港)の元役員、徳島政治容疑者(47)=東京都品川区=を会社法違反(特別背任)の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は2008年11月ごろ、セレアセット社所有の東京・赤坂の賃貸ビルと土地を都内の不動産管理会社に5億1千万円で販売する際、仲介した知人の会社に4億5千万円でいったん売却。この会社が改めて不動産管理会社に転売し、差額のうち、セレアセット社に手数料を除く5千万円の損害を与えた疑い。 |
●特捜部、初の全過程可視化で調整 特別背任事件取り調べ
2011/5/24 14:18 共同通信
会社所有の土地の売買をめぐり、知人を介した売却で会社に5千万円の損害を与えたとして、東京地検特捜部は24日、会社法の特別背任の疑いで、不動産投資会社元役員の徳島政治容疑者(47)を逮捕した。
検察関係者によると、特捜部は徳島容疑者について、取り調べ全過程の録音・録画を実施する方向で調整を進めている。全過程の可視化が実施されれば初めて。 可視化をめぐっては、法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」が範囲拡大を提言し、江田五月法相の指示を受けた笠間治雄検事総長が一部事件での全過程試行を表明していた。 |