●錦ケ丘 (仙台市)
錦ケ丘(にしきがおか)は、宮城県仙台市青葉区に所在する地名。1丁目から9丁目まで存在する。 概要 旧宮城町域愛子駅の南、蕃山丘陵の北側斜面に造成されたニュータウンであり、ハートヒルズ錦ヶ丘として、錦エステートが分譲を行っている。 …… そして翌85年、山万によって錦ケ丘が造成された。 |
●「呪縛は解かれたか」産経新聞金融犯罪取材班著(角川文庫)より
平成十一年五月、仙台市青葉区。JR仙台駅から車で二十分ほどの郊外に、約二百ヘクタールの広大な住宅団地が広がる。「錦ヶ丘ニュータウン」。第一銀行系の第一開発が所有していた土地を山万が買い取り、昭和五十年代に開発を始めた。山万が第一開発を吸収合併し、錦ヶ丘の開発主体は山万の実質的な子会社、山万アーバンフロントに変わっている。 藤本が杉田らに語って聞かせた「過去」とは、山万がこの開発を引き継いだ経緯のことだ。 「あれ(錦ヶ丘)は井上さんに頼まれて引き取った。井上さんは『お願いできる筋合いではないが、あなたしかいない。迷惑はかけないから』と、両手を膝について頭を下げた。ひどい物件ばかりだったが、井上さんに見込まれた以上、私はうなずきましたよ」と藤本は語る。 |
藤本=藤本武弘:山万(株)元代表取締役→(一財)藤本武弘育英会参照
杉田=杉田力之:総会屋事件後の(株)第一勧業銀行 頭取
井上=井上薫:(株)第一勧業銀行 名誉会長