親和銀行が宝山に流した融資の一部が暴力団関係者へ(元ニュース:1998/6/2 asahi.com)
親和銀行をめぐる不正融資事件で、不祥事をもみ消してもらった大阪の暴力団側に謝礼するため、同行が化粧品販売会社宝山に流した融資の一部は、この暴力団の関係者が所有する不動産を担保に実行されたことが2日わかった。親和銀行は暴力団側から山林を買収するための資金を宝山に融資したが、さらに資金提供を要求され、やむなく暴力団関係者の不動産を担保に追加融資したとされる。トップの不祥事処理を発端に、求められるままに追加融資に応じた甘い審査の姿勢がまた一つ明らかになった。
親和銀行は1993年7月、宝山に12億円を融資し、宝山は暴力団側から千葉県の山林を買収した。この山林や大阪市中央区にある宝山社長副島義正容疑者(53)=特別背任容疑で逮捕=の所有不動産などが担保として提供された。
関係者はこの12億円の融資と山林買収について、暴力団幹部が不祥事のもみ消しに協力したことに対する親和銀行の謝礼だったと指摘している。
ところが、副島社長側はさらに資金を提供するよう親和銀行に要求。親和銀行は12億円の融資から3カ月後の93年10月、新たに3億5000万円を宝山に融資した。
担保は大阪市中央区の土地計約115平方メートルとその上に立つ5階建てビル。所有者は大阪市西成区の女性で、大阪府警によると、この女性は親和銀行元頭取・辻田徹容疑者(71)=同=をめぐる不祥事のもみ消しに協力したとされる大阪の暴力団幹部と親しい人物だった。
親和銀行事件の(株)クロニクル/自己破産へ(2013/7/31 JC-NET)
親和銀行の宝飾事件の舞台だった(株)クロニクル(東京都港区南青山2-27-20、代表:堀達夫)は7月30日事業停止、事後処理を高栁一誠弁護士(電話03-5625-2773)に一任して、自己破産申請の準備に入った。
負債額は約23億円。
関連会社の(株)アメイジングバリュー、(株)クリエイト24、(株)ドゥーズ、(株)エフ・データクリエイションは同時に破産へ。
同社の旧社名(株)エフアールで、粉飾決算が発覚し、7月17日付けで上場廃止となっていた。
平成10年5月には、親和銀行の頭取の女遊びが高じてヤクザもみ消し事件に発展、挙げ足取られてヤクザに脅され、親和銀行が殆ど無価値な担保を餌に不正融資した事件で、当時の同社の代表ら2名も逮捕された事件が発生していた。
その後は、ハゲタカのおもちゃになっていた会社であった。今まで上場させていたこと事態が問題だ。
親和銀行の元凶はここにある!(2007/6/1 ネットIB)
暴力団が一度喰らいついた金ヅルを手放すわけはない。
■考察
(株)親和銀行 東京支店→福岡ビル