■ぎょうせい私募ファンド事件
みずほ銀行の内幸町旧本店2階応接室を舞台装置にして行われていた、みずほ銀行員の私募ファンドを装った詐欺事件。
メジャーなマスコミも一斉に報道し、もはや株価にも影響を及ぼしているかもしれない事案です。
もしかすると、現在進行形で他の行員もやっている可能性もゼロではありません。
少なくとも、本店の直属部長、審査部担当役員などに、第三者調査委員会がヒアリングを行い、みずほ銀行が今後どのような防止策を実施するのか公表するべきです。
ところで、事件自体は容疑者が依願退職したとされる頃には確実にわかっていたはずなので2年くらい前になりますが、直属部長はその後どうなったのでしょうね?
銀行というところは、ローテーション先が割と意味を持つものです。
容疑者宛の文書は2012年3月5日の日付(公証人の押印も同日付)となっていますので、怪文書はこの頃から出回っていたはずです。
一般人はこういう素朴な疑問を事件から感じる訳です。
銀行の営業時間内に、このような大胆な事件が起こったということは、みずほ銀行自体にそのような犯罪行為を誘発しやすい環境があったに間違いありません。
ということは、同じ役職クラスのものであれば誰でも犯行可能ということです。
金融庁は、今こそ、みずほ銀行の膿出しを行い、犯行の全貌と搾取された金の流れを解明すべきです。