■つぶやき
国会で質疑をするということは、背景をよく調べていたということです。
近藤克彦・元第一勧業銀行頭取→現・社会福祉法人 清水基金理事長
清水基金といえば、清水建設(株)
※清水基金→ユウシュウ建物参照
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140 – 衆 – 予算委員会 – 25号
1997年6月5日
松下忠洋
このニュースがきょうのあなたの立場をきちっと代表しているものですから、そのことを念頭に入れてまつぼしにお答えいただきたい。お願いいたします。
パネルを用意しました。ちょっと見てもらいたいと思います。ボードの真ん中に小池総会屋グループ、小池の兄と弟がおります。そして、テレビから見ますと左側ですけれども、野村証券でございまして、この野村証券側からさまざまな形で法律に違反して不正な利益供与が行われた疑いがあるということで、酒巻社長とその部下の方、そしてまた小池兄弟が逮捕され、そしてまた一部起訴されたわけでございます。
そしてもう一つ、右側の方でございますけれども、第一勧業銀行であります。この第一勧業銀行から小池兄弟の活動の資金として総額約二百七十五億円、これが貸し出されている。そして、そのうち七十億円は有税償却、いわば会社がチャラにしたと。そして、現在融資残高が七十五億円ある。これは焦げついてしまっているというふうに承知をしております。
そして、これとは別に、ノンバンクの大和信用という会社がありまして、第一勧業銀行と一体になり、あるいは役割分担しながら、私の調べた範囲でも大体四十億円というお金が二百七十五億円とは別に小池側の方に貸し出されているというふうに承知をしております。
きょうのこの国会の質疑は、これらの融資が法律に違反しているのかいないのか、正しく行われているのかいないのかということをお聞きする場でございますし、なぜそういうことをしたのかということをお聞きをする場でございます。その意味できょう第一勧銀の近藤頭取に来ていただいておるということですから、そのことをまず御承知おきいただきたいと思います。
質問いたします。
大和信用というノンバンクについてお聞きしたい。
私の持っていることし三月現在の資料でございますけれども、大和信用の社長は相馬さんという方になっております。この人は、第一勧銀で烏丸支店の副支店長などを務めるなどした第一勧銀のOBであります。はっきり書いてあります。
そしてもう一つ、大和信用は大体二百二十五億円くらいの借入金があって、そのうち約百三十億円、これが第一勧銀からの融資である。大和信用がノンバンクとして業務を行うための資金のうち、半分以上は第一勧銀が融資しているということでございます。これはきちっとした資料でございます。
事実の確認ですけれども、そのとおりですね。イエス、ノーで。
近藤克彦
ただいまの先生の情報をお聞きしましてもう大変ショックを受けておりまして、まことに遺憾であると深くおわびを申し上げます。
それから、ただいまの大和信用のことでございますけれども、これは、手前どもの当行が支援をしているメーン先であったということで……(松下委員「答え
だけ言ってください。知っていますか、知っていないんですか、これでいいです」と呼ぶ)はい。ちょっと、融資の細かい実態については、一応他社のことでご
ざいますので、捜査当局が現在捜査中でございますし、我々も、行内調査委員会でもって徹底的にそこのところをわかる範囲で調べておるところでございます。