●AIJで被害を受けた長野の基金が別の運用でも損失
2012年10月7日 気になる出来ごと
AIJ投資顧問の年金資産詐欺事件で被害を受けた長野県建設業厚生年金基金(長野市)が別の資産運用でも多額の損失を出した。 長野県建設業厚生年金基金の年金資産を管理していた外資系(フランス)のソシエテジェネラル信託銀行(東京都港区)が、十分な調査をしないままファンドに投資していたとして、金融庁は近く金融商品取引法(善管注意義務)違反の疑いで行政処分を出す方針を固めた。 また、同基金は別に、日本アジアグループの100%子会社の投資運用会社「ユナイテッド投信投資顧問」(同中央区)と「スタッツインベストメントマネジメント」(同千代田区)の2社とも投資一任契約を結び、ソシエテ信託が投資したファンドに、この2社も投資していた。 この損失を出したファンドは「アール・ビーインベストメント・アンド・コンサルティング(代表取締役社長 岩橋重樹」(同中央区)で、長野県建設業厚生年金基金の投資した60億(一部報道では70億とも)言われている金額の大半が失われているという。 また、ファンド「アール・ビー インベストメント・アンド・コンサルティング」は、投資先の一部の企業について、上場される見込みがないのに、「将来上場される」などとする報告書を作成していたという。 |
(株)スタッツインベストメントマネジメント
旧所在地:オーク南麻布ビルディング
(株)アール・ビーインベストメント・アンド・コンサルティング
代表取締役:岩橋重樹:(株)三心 取締役(2005.11-2008.7)→新六本木ビル