■明治大学平和教育登戸研究所資料館ー陸軍登戸研究所関係年表より
1940年に入り、登戸研究所、ザンメル印刷機をドイツから購入
■映画「日本列島」熊井啓への旅より
実在した謎の事件がいくつも出てくるが、核はザンメル印刷機をめぐる事件だ。昭和十五(一九四〇)年、ドイツから輸入された世界最高級の高性能印刷機は、中国紙幣や米ドル、パスポートなどを大量に偽造し、日本に優位な経済戦を演出した。日本軍の秘密兵器を開発していた第九技術研究所(登戸研究所)の第三科の担当だった。
この技術者たちは戦後の朝鮮戦争勃発直前にCIA(アメリカ諜報機関)の要請で、横須賀アメリカ海軍基地内で技術協力した。具体的には中国、北朝鮮、ソ連に潜入する工作員たちの身分証明書、軍隊手帳等の偽造をおこなったとされる。
■熊井啓–wikiより
長野県南安曇郡豊科町(現安曇野市)に、地主の父、元教師の母の息子として生まれる。旧制松本中学(現長野県松本深志高等学校)、旧制松本高校を経て新制の信州大学文理学部へ入学。
内容(「BOOK」データベースより)
警視庁捜査一課第二係は継続捜査係である。迷宮入り事件を粘り強く捜査する特捜刑事・香月功は、休暇で登った奥秩父・甲武信岳で、男女の死体を発見した。当初は豪雨下の遭難死と思われたが、香月は不審を抱き、単独捜査を開始した。やがて、死体発見現場を捜索中、精巧なニセ札を発見。香月は容疑者を捜し戦中にドイツから持ち込まれたザンメル印刷機を追うが…。警察小説の金字塔「顔のない刑事」シリーズ第3弾。
■太田蘭三–wikiより
太田 蘭三(おおた らんぞう、1929年4月19日- )は日本の小説家。三重県鈴鹿市出身。本名・太田等。三重県立津高等学校を経て中央大学法学部卒。