140 衆-予算委員会-25号
1997年6月5日
○坂上委員 民主党の坂上富男でございます。
近藤頭取、参考人として大変御苦労さんでございます。
私の質問は簡単でございますから、したがって、イエスかノーか、それだけ答えてください、理由はいいですから。
それから、あなたに資料をお示しをいたします。それで、委員長、資料のお示しを許可いただきたいのでございます。
その資料というのは、いずれも、二通は登記簿謄本という公用文書でございます。それから、あとの三通は第一勧銀から私がいただいた報告書、資料でございますから、これをもとにして聞くだけでございますから、もう忘れたとか、知りません、存じませんということは言えないわけでございます。この文書を確認するだけですから、ぴしっと答えてくださいよ。
まず、頭取、資料を見なくても答えられる問題です。
今回の事件により、今のお話を聞いていますと、大変反省し、そして謹慎をしておる、そして再生を期す、こういうことでございますが、いろいろ聞いてみたら、あなたのところが庶民の夢を売るところの宝くじの業務を受託をしておって、あなたのところが一手販売でやっておられるんだそうでございます。しかし、これはどうもあなた方にもう任せるわけにはいきません。辞退すべきだと私は思っておりますが、いかがですか。簡単に。
○近藤参考人(近藤克彦頭取) 宝くじ業務の持つ社会的機能にかんがみまして、今回の件はまことに申しわけなく存じております。今後の問題は、発売庁、関係官庁と相談してまいりますが、当面は、広告宣伝物から受託銀行の名前を外すことを検討してまいりたいと考えております。
○坂上委員 今、差し当たり、第一勧業銀行という宝くじの広告、そこからあなたの名前を外すということ、これは結構です。それから、国民の夢をあなた方によって汚されたということで大変遺憾と思っていますから、自治省とよく相談して、引き受けるところがあるかどうかわかりませんけれども、もう謹慎の意味できちっとしてもらいたい、こう思っております。
■つぶやき
歴史は繰り返す。元から絶たなきゃダメ。
東京都財務局提示用資料(「善管注意義務」違反なのでは?)