会長はなぜ自殺したか〜金融腐敗=呪縛の検証:その1

読んだ本から

会長はなぜ自殺したか〜金融腐敗=呪縛の検証/読売新聞社会部」を再読していたところ、藤森鐵雄元会長と青木辰男元副頭取の反目に興味が湧きました。
藤森氏は木島力也氏との関係を、井上薫名誉会長からのしがらみ的な証言をしているのですが、青木氏は藤森氏が自分の影響力を強めるために、それを利用したのではないか、と言及しているのです。

ちなみに第一勧業銀行以降のお二人の経歴について、現在詳細を調べています。
藤森氏(第一銀行出身)は白洋舎、ジャスコなど。
青木一男元大蔵大臣の次男である青木辰男氏(第一銀行出身)はクレディセゾン菱和ライフクリエイトアライブコミュニティ、ザックコーポレーションなど。
青木一男氏の孫が小宮山洋子議員(民主党/前原グループ)ということは、姪にあたります。

藤森氏も青木氏も宮崎邦次氏(第一銀行出身)より前任の企画部長です。
第一勧銀の中枢に関わった人物から、どのような情報がどのような人物に流れたかについては知る術はありませんが、人脈の繋がりは公的資料で検証可能です。

■メモ
この本では、1992年9月4日に築地の料亭吉兆で行われた木島氏の快気祝いの出席者が、宮崎邦次会長、奥田正司頭取、新井裕副頭取となっていますが、新井氏は既に第一勧銀を退任後で、実際は同年の6月から山万アーバンフロント(株)代表取締役です。

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