■加藤紘一
加藤 紘一(かとう こういち、1939年6月17日 ‐ )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(13期)。自由民主党山形県連会長。
防衛庁長官(第45代)、内閣官房長官(第61代)、自由民主党幹事長(第32代)、自由民主党政務調査会長(第40代)を歴任。
鶴岡市長、衆議院議員を務めた加藤精三の五男。
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1984年、第2次中曽根改造内閣で防衛庁長官に任命され、初入閣を果たした。第2次中曽根再改造内閣、第3次中曽根内閣でも留任。
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2006年1月、堀江貴文が逮捕されると、第44回衆議院議員総選挙で事実上、堀江を支援した執行部に対して、「カネですべてが片付くという人物を応援したのはいかがか。判断は誤っていたと率直に認めたほうがいいのではないか」と非難したが、加藤が政治資金疑惑で議員辞職した過去を蒸し返され「(加藤)先生は一番、政治とカネの問題では苦労したんじゃないですか」と反論された。また、2006年8月15日、右翼団体の男による加藤紘一宅放火事件が発生すると、稲田朋美議員は保守派のシンポジウムにおいて「先生の家が丸焼けになった」と軽い口調で話題に出し、約350人の会場の爆笑を誘った。
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2008年、盟友の山崎拓とともに、亀井静香、菅直人と会合を重ね、4名でテレビ出演を行うなど総選挙前後に予想される政界再編を機に政治的影響力の回復を狙っているという推測もなされた(YKKK)。こうした加藤、山崎の動向に対して、「「昔の名前で出ています」みたいな人たちに勝手なことを言ってほしくない」(中野正志衆議院議員)という批判も聞かれた。
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2006年に自宅を放火される事件の前後から、歴史認識問題等における保守派を「小林よしのり系」だと「みのもんたの朝ズバッ!」で発言し、放火事件の背景として小林の名を著書で挙げるなどたびたび攻撃している。加藤が「SAPIO」編集部からの討論打診を拒否したこともあいまって、小林からは「言論テロ」「異常な政治家」などと『新・ゴーマニズム宣言』において批判されている(もっとも、加藤の乱の時から小林は加藤に批判的であった)。
家族・親族
石原莞爾と石原俊爾(現東京放送ホールディングス・TBSテレビ代表取締役社長)は親戚(石原莞爾が父・精三のいとこ。俊爾は莞爾の孫)。
■加藤精三
加藤 精三(かとう せいぞう、明治33年(1900年)11月20日 – 昭和40年(1965年)5月3日))は、日本の政治家、旧鶴岡市第6代市長、衆議院議員(5期)、致道博物館顧問、正四位・勲二等。山形県西田川郡鶴岡町(現・鶴岡市)出身。
家族・親族
加藤幹雄(実父) – 帝国大学(現・東京大学)法科首席、西田川郡会議員、弁護士
加藤五郎(二男) – 宇部興産専務取締役、宇部マテリアルズ副会長、企業経営者
加藤紘一(五男) – 内閣官房長官、防衛庁長官、衆議院議員、外交官
石原莞爾(従兄) – 陸軍中将、立命館大学教授
■考察
稲田朋美議員に皮肉られたり、小林よしのり氏を批判したりで、日本会議系とは折り合いが悪そうな気がします。