見えざる政府・児玉誉士夫とその黒の人脈

読んだ本から

見えざる政府・児玉誉士夫とその黒の人脈」竹森久朝著

56-57P
戦後もしばらくの間、東京銀座六丁目の昭和通りに面したところに「緑産業ビル」があった。そのビルは、四階建てで上屋の外装が中国の王宮風に作られていたので、一時は評判になったものだが、現在は本州製紙の本社ビルが建っている。実は、このビルこそが戦時中、児玉機関の東京事務所に使われていた。
……
「戦後、彼が巣鴨プリズンから出所したあと、一時期ぶらぶらしていた時がある。悪性インフレにかきまわされて、国民が食うのにも困っていたのに、なぜ、彼だけがあの頃、釣三昧の生活を送れたのか。カギは緑産業ビルの地下室にあったんだよ」
 児玉は、東京に送金した日本円をがっしりした鉄箱に詰め直して、
緑産業ビルの地下室に隠匿させたのである。

本州製紙→現在の王子製紙
緑産業ビル→本州製紙本社ビル→王子製紙(株)1号館ビル

王子製紙といえば→(公財)加藤奨学財団

児玉誉士夫といえば→塚本素山ビル

どっちのビルも戦後の隠匿物資絡み。

■つぶやき
半沢直樹の主舞台が電気化学工業に関連する場所なのは?

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