●海峡インタビュー/須永晃社長:NDCインベストメント
NNA.ASIA
デリバティブを駆使したヘッジファンド運用で勝ち続ける『NDCインベストメント』。同社のファンドの年間運用成績は、プラス20%を超える高水準だ。須永晃社長(34)は、高成績を維持するための法則を「運や経験、予想、勘に頼らないこと」と説く。徹底したデータ分析と緻密な戦略なしには成功し得ないこのビジネスに須永さんを駆り立てているのは「不条理と闘おうという気持ち」だという。 古須永さんは90年に東大法学部を卒業、外資系金融機関を経て97年4月、投資顧問会社「日本デリバティブ・コンサルタンツ」(現NDCインベストメント)をシンガポールに設立した。 シンガポールを事業地に選んだのは、高付加価値の金融ビジネスを奨励する政策や税金の安さが魅力だったから。日本になかったヘッジファンドを興そうというパイオニア精神が、須永さんと実験国家シンガポールを結びつけた。 NDCインベストメントが扱うのは、日本株およびそのデリバティブ商品。顧客は証券会社や生保会社が中心だが、会社オーナーなど個人客からの注文も受ける。また一部の米ヘッジファンドも日本関連商品の運用に際し、同社をアウトソース先に使っているという。 |
■現在 ※同社公式サイトより
N.D.C. Investment Pte. Ltd.
14 Robinson Road, #13-00, Far East Finance Building,Singapore 048545.
1997年4月15日-設立
代表取締役:オリビア・ザイナブ・ツァン
主要株主
・オリビア・ザイナブ・ツァン
・黒澤明宏
・朝日生命相互会社
・SMBC日興証券(株)
■ICIJ Offshore Leaks Databaseより
■メモ
田中琢氏→(株)ARMOR HOLDINGS→(株)リミックスポイント
松原浩(NDCインベス トメント代表取締役社長)
山田高広(NDCインベス トメント社運用総統括)