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プライムシステム問題と巽悟朗大阪証券取引所社長と金融庁市場課長

読んだ本から

登場人物は、現在の経済事件でも人脈が続いている実名記載の不朽の名著

兜町コンフィデンシャル―株式市場の裏側で何が起きているのか 「兜町コンフィデンシャル-株式市場の裏側で何が起きているのか」
高橋篤史著

192-193pより

■大証の災難■

「北浜のドン」との異名もとった光世証券創業者で大阪証券取引所社長の巽悟朗は歯に衣着せぬ発言で知られていたが、経済誌のインタビューでこう語気を荒げていた。
プライムシステムの問題を、一社の経営問題に矮小化させてはならない。今の証券会社、東証の問題点を象徴する事件だと私は思うからだ」(「週刊ダイヤモンド」2003年9月27日号)
 この発言の前段では、プライムシステムをやり玉に挙げて、「あの会社は倒産してもおかしくない」とまで巽は言い切っていた。

 このインタビューの約三カ月後に巽が急死したことで後任社長となった日本銀行出身の米田道生によれば、実際に巽は当時専務の米田を伴い、金融庁に対してTCS問題の深刻さを直訴したこともあったという。しかし、分厚い資料まで用意して行ったが、対応した市場課長はあまり関心を示さなかったようだ。二人は東証の社外取締役に入っていた日本経済団体連合会会長の奥田碩も訪ねたが、やはり反応は芳しくなかった。

■考察
この金融庁の市場課長は誰だろうと思い、調べてみました。
おそらくこの方でしょう。
現在は、金融庁証券取引等監視委員会におられるようですが……。

霞ヶ関から眺める証券市場の風景(きんざいSTORE)より

大森泰人
1958年生まれ。
1981年 東京大学法学部卒業、大蔵省入省
1995年 大蔵省証券局業務課課長補佐
1996年 大蔵省証券局総務課課長補佐
1997年 大蔵省証券局市場改革推進室長→兼総務課企画官
1998年 東京国税局調査第一部長→金融再生委員会企画官
1999年 近畿財務局理財部長
2001年 金融庁調査室長兼法務室長
2002年 金融庁証券課長→内閣府産業再生機構設立準備室参事官

2003年 金融庁市場課長
2005年 金融庁参事官兼信用制度参事官
2007年 金融庁企画課長
2009年 金融庁証券取引等監視委員会事務局次長
2011年 兼内閣府東日本大震災事業者再生支援機構設立準備室長
2012年 兼復興庁審議官
2013年
 金融庁証券取引等監視委員会事務局長

そもそも、プライムシステムは出資者がキャピタルゲインを得られるように仕掛けられた銘柄だと私は思っています。
プライムシステムの躍進は、同社が当時の会社説明資料で書いているように、官公庁を主として自動封緘システムの売り上げが良かったことです。

その自動封緘システムといえば、特許情報という公的資料で、宝くじ会社との関連が判ります。

(株)タカラパックと封筒組替え丁合帯掛け自動機の特許出願

タカラパック

フロンテック

ビー・ピー・エスとプライムシステム開発

「兜町コンフィデンシャル」より
178p

永田辞任と同じ日付で「報道関係各位」宛てにばらまかれた怪文書には、「プライムシステム社とフロンテック社の陰謀」といういかにも刺激的なタイトルが付けられていた。

フロンテックといえば→ジーアールティマネジメントリミテッド東京サンケイビル

現在の株式市場を見てみると、当時と何ら変わっていないのが、わかる人にはわかります。
その根底にあるのが、ある秘匿情報であるのは想像に難くありません。

すり替えられた日宝業務センター

タカラパックの謎

宝くじが絡むと、サンライズが冠の商号に変わる。

プライムシステム→サンライズ・テクノロジー
シグマ・ゲイン→ユートピアキャピタル→サンライズ工業

■つぶやき
豪閥とそれに仕える銀行支店長、そしてその稼ぎを時に補助するブローカー、事件師、地面師。
上得意の顧客(特にビル所有会社の同族経営者)は破綻すると闇に墜ちるのです。

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