兜町コンフィデンシャル

読んだ本から

兜町コンフィデンシャル」髙橋篤史より

181-182P
もう一方の投資ファンドは、代表幹事とされる元生命保険社員の会社社長と接触できた。
こちらは当初計画どおりに八億円を払い込んでいた。ただ、この代表幹事にいくら話を聞いても、「ある財団」と呟くだけで、金主の素性はわからない。しまいにはこんなことまで忠告された。
財団はイコール国家ですから。ミニ国家。かかわらないほうがいい
 誇大妄想癖でもなければ、こんな話はにわかに信じがたいのだが、すくなくとも相手の表情はまじめそのものだった。

この投資ファンドとはプライムシステムの第三者割当増資先である「スピンアウト・フィナンシャル・コンサルティング・グループ・ホールディングキャピタル」

■考察
プライムシステム
兜町コンフィデンシャル(髙橋篤史)を読むと、ここへの投資ファンドは渋沢家とも繋がりがあるようですね。
兜町コンフィデンシャルの著者の方がハココネにも着目してくれれば、もっとわかるものがありそうです。
草月会館はハココネ的に捉えているのですから、他も同じと考えたほうが良いです。
誰がハコモノを所有しているのか?
どこがハコモノを管理しているのか?
ハコモノはREITに組み込まれているのか?

プライムシステムの躍進の鍵は官公庁を主とする封緘システム販売。
それは投資者がキャピタルゲインを手っ取り早く得るための、仕組まれた成功と読むのが妥当です。

■プライムシステムIRより
スピンアウト・フィナンシャル・コンサルティング・グループ・ホールディングキャピタル
東京都港区芝1-11-11
代表幹事:日吉照治

東京都港区芝1-11-11→住友不動産芝ビル(竣工:1990年)

プライムシステム所在地
東京都江東区塩浜2-4-29→住友不動産木場ビル(竣工:1992年)

住友不動産は住友不動産販売の監査役や新宿NSビルから考察すれば良いと思います。

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