平成政治20年史

読んだ本から
平成政治20年史 (幻冬舎新書) 「平成政治20年史」平野貞夫

23p

メモの最後に、これからの厳しい政局に臨む参考にと、大本教の教祖・出口王仁三郎翁の言葉を記しておいた。「”人事を尽くして天命を待つ”という心境では悟りが足りない。”人事を尽くして天命に遊ぶ”という心境になってこそ、天は力を貸す」というものだ。


197p

ところが暮れが押しせまった頃、問題が起きた。中曽根元首相と渡辺恒雄・読売新聞社社長が、小沢党首と会って、連立政権から離脱することをやめるよう説得したのである。小沢党首は返事をしない。その時期私は、中曽根元首相のブレーンと称する元東急エージェンシー会長の前野徹と、小沢党首と親しい清水信次・ライフ社長と、ある団体主催の忘年会で同席した。
……
後日、小沢党首は私を呼び「政策協議が実現しなければ、連立政権から離脱する。これから前野さんと口論してもよいが、清水さんとは喧嘩しないように」と、注意を受けた。

1999年の自自連立(小渕第2次改造内閣)の頃の話です。

■参考記事
松久と流通株買い占め人脈
ご近所シリーズ16
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