読んだ本から

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平成政治20年史

「平成政治20年史」平野貞夫著 23p メモの最後に、これからの厳しい政局に臨む参考にと、大本教の教祖・出口王仁三郎翁の言葉を記しておいた。「”人事を尽くして天命を待つ”という心境では悟りが足りない。”人事を尽くして天命に遊ぶ”という...
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表舞台裏舞台〜福本邦雄回顧録

日本のフィクサー福本邦雄氏とのインタビューからおこした本で、すごく読まれているであろう「表舞台裏舞台〜福本邦雄回顧録」よりここは、と思った箇所-266Pから --財界人というのは、昔「四天王」とか言われていましたが、その人たちが本当...
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私物国家・広瀬隆著より〜その2

小長の後を継いで事務次官に就任し、渡辺通産大臣と組んだのが、序章の【系図1ー野村證券・第一勧銀・総会屋事件にからむ泉井事件】の中央に描かれた福川伸次だったのである。そして福川が、事務次官を退任したあと、野村総研に天下りして、野村證券会長と社...
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私物国家・広瀬隆著より〜その1

「私物国家―日本の黒幕の系図」広瀬隆著より  この興味深い経過を知るには、過去十年前後、あるいはさらに遡って、20年ほど前の日本にたち戻ってみる必要がある。現在、霞が関と政界に跋扈している人間たちは、ある理由があって、やや古いその時代に、台...
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【クラブ33】「官僚疑惑」歳川隆雄著より

「官僚疑惑」歳川隆雄著P38より ■1997年 自民党の中曽根、竹下両元首相、加藤幹事長ら党三役らが17日夜、千葉県浦安市内での会合に出席し、政治路線問題などで丁々発止の論議を交わした。中曽根氏は加藤幹事長らについて 「こ...
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実録総会屋ー小川薫

「実録総会屋・超大物総会屋がすべてを実名で明かす これが総会屋の真実だ」小川薫著 やがて、小池君は、総会屋の上森子鉄先生のところに出入りするようになる。そのきっかけは、私が指示して、小池君に上森先生と談判させるためだった。四大証券の株主総会...
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サンシャイン計画

「閨閥ー特権階級の盛衰の系譜 改訂新版」神一行著とても素晴らしい本を書かれる神氏の著作です。プロローグでの同氏の見解披瀝は必見でしょう。 同書の中曽根元総理の閨閥において、サンシャイン計画に関する記述があります。 中曽根元総理がどういうつも...
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花の万博・ダイコク電機パビリオン

「ハングリー・ハート 栢森家の系譜ーダイコク電機のルーツ」鈴木笑子著(中部経済新聞社)より ダイコク電機「名画の庭」展示絵画最後の審判 ミケランジェロ・ヴォナロッティ作最後の晩餐 レオナルド・ダ・ヴィンチ作清明上河図 (清院本) 張擇端・伝...
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犯罪なき繁栄をめざして

「犯罪なき繁栄をめざして〜国際派検事の五十年」 敷田稔著 アジア刑政財団の創始者自身による著。この本のポイントは敷田稔氏の交友関係を自らの言で知ることができることです。私がチェックした交友関係は次のとおりです。アジア刑政財団を起点に一柳アソ...
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大脱走(スピンアウト)より

「大脱走(スピンアウト)」高杉良より 解説--森功より石川島播磨重工業(IHI)から独立した碓井は、ソフトウェア開発会社「コスモ・エイティ」を設立。釣り具販売の「オリムピック」や光学機器メーカー「マミヤ光機」を買収し、話題をさらった。第一次...
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登戸研究所から考える戦争と平和

●「登戸研究所から考える戦争と平和」山田朗/渡辺賢二/齋藤一晴著より 敗戦後、陸軍登戸研究所においては、疎開先の長野県駒ヶ根と元来の施設であった登戸(生田)において、製造した兵器や関係文書の徹底した破壊・焼却が行われたが、生田地区の登戸研...
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証言 村上正邦/我、国に裏切られようとも〜その1

●「証言 村上正邦/我、国に裏切られようとも」魚住昭著この本は村上正邦元議員の語る半生を魚住昭氏がまとめたもので、「世界」(岩波書店)に掲載された「聞き書 村上正邦 日本政治右派の底流」を元に加筆・修正され上梓されたものです。自民党、生長の...
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第1回宝くじのデザイン

「取締役宝くじ部長〜異端のバンカー・片岡一久の生涯/大山真人著」より抜粋 あれこれデザインを考えたすえ、三種の神器のひとつである八咫鏡を中央に置き、その左右に平和の意味を込めて鳩を一羽ずつ配し、両サイドに桜の花びらをあしらったデザインを完成...
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闇の帝王<許永中>

「闇の帝王<許永中>」グループ21+一ノ宮美成・編著(宝島社)より 本文より抜粋福本とはどんな人物なのか。生まれは1927年。昭和初期、共産党再建問題で一世を風靡した「福本イズム」で知られる故・福本和夫の長男である。東京大学経済学部卒。東京...
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許永中「追跡15年」全データ

許永中「追跡15年」全データ/伊藤博敏著(小学館)より 許が京都銀行株問題に取り組むのは平成元年になってからだが、イトマンやセゾングループなど、当時、許が親しくしていた大企業に話を持ち込んで、いずれも断られている。(P142) この本のポイ...
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一撃の拳〜松井章圭

読んだ本から興味深い箇所を取り上げるシリーズ。今回は「一撃の拳・松井章圭」北之口太著 松井章圭氏と許永中氏の関係の場面より 松井のCTCへの就職に関する面談は、帝国ホテルにあった事務所で行われた。(中略)許は松井に「わしは九時、五時のサラ...
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大合併〜小説第一勧業銀行ーその1

髙杉良の実名経済小説「大合併〜小説第一勧業銀行」を遅ればせながら読みました。その中で、目に止まった箇所を今後、小分けに紹介いたします。 横田頭取と西川副頭取は、この日夕刻、勧銀の有力OBと本店ビルの役員会議室で懇談した。横田が宮崎一雄(日...
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会長はなぜ自殺したか〜金融腐敗=呪縛の検証:その1

「会長はなぜ自殺したか〜金融腐敗=呪縛の検証/読売新聞社会部」を再読していたところ、藤森鐵雄元会長と青木辰男元副頭取の反目に興味が湧きました。藤森氏は木島力也氏との関係を、井上薫名誉会長からのしがらみ的な証言をしているのですが、青木氏は藤森...
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日本不動産研究所

「日本勧業銀行七十年史」の巻末年表より 昭和29(1954)年5月12日--勧友ビルディング(株)設立昭和34(1959)年2月24日--日本不動産研究所設立昭和34(1959)年9月10日--台北支店開設 ■考察公益法人の日本不動産研究所...
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トリックスター〜「村上ファンド」4444億円の闇

昭栄と新日本無線への敵対的TOBの調査で読み始めたのですが、それよりも興味深いものを発見。 カネボウ前社長の小城武彦は同じく旧通産省の勉強会「ビジョンクエスト」のメンバーだった。(P67) 東大法学部、村上と同期で旧通産省に入省した者の中に...
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